最近読んだ2冊についてご紹介。
・アランの戦争
先日書いた「この漫画が凄い!2011」みたいなのでエントリーされてる大体読んでたり聞いた事あったりしたんだけど、これだけは全く聞いた事も見たことも無かった。
ので、ちょっと調べて興味が沸いたので買ってみた。
これは・・・漫画か?少なくとも何千、いや1万冊以上読んだ自分としては初めて出会ったタイプの、今までとは異なる雰囲気と言うか何と言うか、全く異質のタイプの漫画だった。
ちょっと調べてもらうと解るけど、多くの人がこの漫画について語ってるので、細かい話はあえて書かないが、読んだ後の感慨深い感じは、ちょうど傑作と呼ばれる本を読んで、自分にはまだそれを理解する感性が無かった頃、初めて名著を自分なりに解釈できた時のような不思議な幸福感があった。
舞台は1930~80年ぐらいのヨーロッパやアメリカ。
経済学や政治学では十分に知識のある時代ではあるけど、時代背景も場所もあまり題材とされない事の多いものだし、一個人と言う視点ではあんまり考えなかったかな。
2000円ぐらいしてちょっと高いけど、ありきたりなものに飽きてる人にお勧め。
・選択の科学
昨日買ってまだ3分の1ぐらいしか読んでないけど、凄く面白いので紹介。
UCLAで教鞭をとる盲目の女性教授の著書。昔NHKでコロンビア白熱教室(白熱教室シリーズは面白すぎてやばい)でやってた授業の内容に沿ってる感じ。
そもそも『選択』を科学するってのが凄い。こんな抽象概念をよく研究テーマにしたよね。この時点で異常な感じがするんだけど。研究対象なんてもんは具象化すればするほど、細分化すればするほど目的も手段も成果も意義も結果に出るものだと思っていたけど、そんなことはどーでもいい事なんだって思い知らされた。
まぁこれは読み終わったら整理する意味でもっかい書こう。
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