2011年3月20日日曜日

疎開

昨日あるところで疎開批判に対する反論をしてる人が居た。
そのお方曰く「支援はどこでも出来るんだから、敵前逃亡みたいな言い方をされるのは不快だ」とか。
何を馬鹿な。
首都圏に住む全国民が同時に疎開したらパニックになるではないか。ガソリンが高騰している今の状況にだって拍車をかけるし、物資の需要だって偏りを出してしまえば経済に影響を及ぼして、企業もそれに準じた経済活動を行うようになり、被災地への影響が無いわけがないじゃないか。
こんな単純な事すら解らないで自分を肯定化出来る大人がいるとは驚きだ。


もちろん疎開したい人はすればいいと思う。俺に何の権限も無いし、これは価値観の一つだし。
だから俺は人が疎開する事に対して何の意見も言うつもりはない。
ただ、黙って移動してくれ。稚拙な理屈を並べて正当化に躍起になるほど醜いことは無い。
肯定派にから見たこの記事のようにね。


無論、政府が関東に居ては危険なので移動するように指示し始めれば、移動すると思う。
僕自身は他人に迷惑をかける行為を、集団の中での個を律することが出来ない個人というものがとてつもなく卑しい存在に思えてしまうので、そんな事をするぐらいなら死んだ方がましだと思っているんだ。
渋沢栄一が、龍馬が、武市半平太が、新渡戸稲造が……いろんな偉人を思い浮かべ、その人達の武士道を少しでも模倣したい。彼らは今天国から何と言っているだろうか。このくだらない大げさなオナニーが生き甲斐なのだ。