勝間さんと共に有名になっていった言葉として「フレームワーク」が挙げられる。
ビジネス誌などでもてはやされたこの言葉は一体何だったのかを考えてみた。
私が最初に接触したフレームワークはStrusだった。
StrutsはWebアプリケーションを構築する為のフレームワークで、このおかげで世の中にWebサイトがたくさんできた。
Strutsは凄い。皆さんの誰しもがStrutsで組まれたWebサイトを見た事があるはずだし、Javaが広く使われるようになった一因を担ってる。
Strutsをしっかり理解していれば、逆にJavaとか適当で(私みたいに)頭の悪い人でもちゃんとWebアプリが組める。
みんながやりたい事がある。
で、それらは全然違う事かもしれないんだけど、共通する部分、みんなが絶対やる作業、通る道がある。
その部分に関して、個々がバラバラに0から考えるより、そこは皆で考えた方がいいよね。
これがフレームワーク。直訳すると「枠組み」。
では具体的にどんな「思考フレームワーク」があるかと言うと…
http://blog.livedoor.jp/ld_directors/archives/51131574.html
http://d.hatena.ne.jp/gothedistance/20090127/1232985507
うーん違和感。これフレームワークか?何か凄く考えなきゃだじゃない?頭いい人しか使えなくない?
フレームワークってもっと誰でも簡単=作業的に使えるものじゃないの?
ここで言う「使える」ってのは「活用できる」って意味ね。単に当てはめて、でも実用的じゃないってのは「使えてない」って事で。
概念さえ理解出来れば小学生でも組み立てられるのがフレームワークの威力だと思うんだけど、これじゃ活用って難しくない?万人が生かせるの?
と言う事で個人的に思ったのは「こいつらフレームワークじゃない」って事。
フレームワークじゃなくてデザインパターンだよ。
何か凄い会社の中ではフレームワークって呼ばれてるかもしれないけど、凄くない平凡な私から見ればフレームワークってレベルじゃねーぞ的な。
で、マスが実感出来ない存在を「偉い人達にとってはそうなんで」って言われても本質からずれてる気がして何とも。
言葉遊び?名称なんてどうでもいい?そう思うならそれで終わりだけど…。
ところでデザインパターンについても少し。
これも凄く面白い概念で、私が始めて出会ったのは(っつーかこれしか知らないけど)GoFによる23のパターンと呼ばれるもの。
wikiにある説明から引用するとこんな感じ。
コンピュータのプログラミングで、素人と達人の間ではびっくりするほどの生産性の差があるが、その差はかなりの部分が経験の違いからきている。達人は、さまざまな難局を、何度も何度も耐え忍んで乗り切ってきている。そのような達人たちが同じ問題に取り組んだ場合、典型的にはみな同じパターンの解決策にたどり着くのだが、これがデザインパターンである (GoF)。
それぞれのパターンは、プログラマの間で何度も繰り返し考え出されてきた。したがって、それは最善の解決策ではないかもしれないが、その種の問題に対するトレードオフも考慮した、典型的な解決策ではある。更に、コストがかかるかもしれない問題解決を実際に行う前の先行調査として大変役に立つ。パターンには名前がついていることが重要である。なぜなら、名前がついていることで問題や解決策を記述したり、会話の中で取り上げたりすることができるようになるからである。
実際に活用した自分としては、これが凄く面白い概念だって事を知ってる。そして理解できた時に今までに味わった事無い感動を覚えたんだけど、理解し、活用する事が凄く大変だった事も覚えてる。
皮肉っぽい言い方をすれば「あーすごいね、でっていう」とも言えるんだけど。兎に角「使える」にはそれなりに努力が必要(私のような普通の人には)だと思う。
二日酔いがさめてきたのでこの辺で終わろう。
ちょいメモ
http://www.nsspirit-cashf.com/
横文字使いすぎなんだと思うよ!
返信削除バカに限って横文字好きだしね。